【今だけ一般公開中】第5回:羽生選手が今語る、あの瞬間[全日本ジュニア選手権編]

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フィギュアスケート界の頂点を極めた羽生選手。現在に至るまでの道のりは、決して順風満帆だったわけではありません。ジュニア時代から数多くの大会に出場してきましたが、時には思うようなスケートができずスランプに陥ったことも。新テーマ「今語る、あの瞬間」では、羽生選手にとって特に大切な3つの大会について語っていただき、全3回にわたってお届けします。その時、何を感じ、何を思ったのか。今回は、羽生選手の快進撃のきっかけとなった全日本ジュニア選手権についてお伺いしました。

羽生選手インタビュー

世界を見据えた、
全日本ジュニア選手権

-全日本ジュニア選手権は、フィギュアスケーターにとって世界ジュニア選手権出場への選考を兼ねた重要な試合。この試合で優勝するということは、世界への切符を手にすることを意味します。当時13歳の羽生選手は、どんな思いを抱いていたのでしょうか。

どうしても勝ちたかった

ジュニアに昇格した頃は、まだそれほど実績を残せていなくて、世界ジュニアに出場できるような実力も伴っていなかったと思います。でも、全日本ジュニアで優勝したら世界ジュニアに出られる。だからこの試合に懸ける気持ちはかなり強かったです。もちろんどんな試合でも、出場するからには負けたくない。だから毎日ひたすら、トリプルアクセルの練習に励んでいた記憶があります。

納得できる演技ではなかった

全日本ジュニアの試合のことは今でもよく覚えています。曲はラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」。演技自体はよかったと思うのですが、大事なトリプルアクセルを決めることができませんでした。僕の中で、トリプルアクセルは絶対に決めなくてはいけない“要”です。それをミスしてしまったので、100%納得のいく演技ではありませんでした。

やった!世界ジュニアに行ける

優勝の瞬間は、一言で言うと「勝っちゃった!」という感じでした。トリプルアクセルを跳べなかった僕がまさか優勝できるなんて思ってもみなくて、自分でも驚きました。戸惑いもありましたが、勝てたことへの嬉しさや「世界ジュニアに行けるんだ、これからもっと頑張ろう」という気持ちが大きかったです。その日の夜は、お祝いに家族で大好きなトンカツを食べに行ったことを覚えています。

世界で見たもの、気づいたこと

-全日本ジュニア選手権で初優勝した後も、全日本選手権などシニアの試合にも積極的に挑戦し、羽生選手の快進撃は続きました。そして臨んだ世界ジュニア選手権。初めて世界に挑んだ経験は、羽生選手の今にどんな風に活かされているのでしょうか。

トリプルアクセルを跳ばなくちゃ

世界ジュニア選手権でもトリプルアクセルは決められず、他のジャンプのミスもあって、結果は12位。日本の男子ジュニアの出場枠をもう一つ増やすチャンスでもあったのに届かなくて…悔しかったです。こんなんじゃダメだと思わされました。それに、世界ジュニアの試合には、すでにシニア大会に出場しているジュニアの選手が、世界ランキングのポイントを稼ぐために出場するから、選手のレベルも高くなります。この人たちに勝つためには、トリプルアクセルを跳ばなくてはいけないんだと痛感しました。技術でもメンタルの面でも、すべてにおいて課題をたくさん突きつけられた試合でした。

負けたから、今の自分がある

世界ジュニアで負けたことで、それまでの自信が「過信」だったと気づかされました。僕のスケート人生において、自分の力を大きく見すぎることも多くて、そのせいで勝負に負けることも多かった。でも、そういう過信して負けた経験があったからこそ、負けないためにはどうしたらいいのか、どうやったら課題をクリアしていけるのか、そういうことを常に考えるようになりました。だから今思うと、無駄な経験は一つもなかった—今ではそう思っています。

YUZU DAYS第7回目は、
羽生選手の毎日の食事やお皿洗いのエピソードを
来年1月にお届けします。
「今語る、あの瞬間」シリーズの続編
金メダルを胸にかけたソチオリンピック編は
来年2月公開予定!

ママの公式スポンサー P&Gの想い

P&Gは「ママの公式スポンサー」(海外では「Thank you, Mom」)というテーマで、オリンピックを応援し続けています。ロンドン2012オリンピックから、ソチ2014冬季オリンピック、リオ2016オリンピック、平昌2018冬季オリンピック、そして2020年の東京オリンピックまで、P&Gはこのテーマを世界中で伝え続けていきます。

オリンピックは、選手の活躍によって生まれる感動だけでなく、選手とその選手を子どものころからずっと支え続けてきた家族とのつながりを強く感じられる機会でもあります。そんな彼らの絆に触れることで、世界中の人々にも自分のママや家族の大切さ、感謝の気持ちに改めて気づいてほしい。このテーマには、P&Gのそんな願いが込められています。

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