元アナウンサーが伝授する、オトナの友だちのつくり方

200006
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オトナになると、新しい友だちはできにくいと言われています。でも、人生を豊かにして、新しい世界を広げるためには、心許せる友だちの存在は欠かせません。
オトナの素敵な出会いをつくり、関係を育てていく方法を、コミュニケーション教室「とも子塾」を主宰する、元TBSアナウンサーの今井登茂子(ともこ)さんにお伺いしました。


[教えてくれた人]

元TBSアナウンサー/
コミュニケーション教室
「とも子塾」主宰
今井登茂子さん

今井登茂子さん

オトナだからこそ、一生の友達はつくれる

オトナだからこそ、一生の友達はつくれる

オトナになって自分が確立しているからこそ、本当に人生を語れる友人に出会うことができるものだと、私は思います。例えば、同窓会で再会して、話してみたら心が通じ合えた旧友。同じような困難を経験し、乗り越えてきた苦労仲間。そして、趣味や好きなものを同じとする同好の士など。

長い時間を生きてきた分、相手から素晴らしい言葉をもらったり、交わし合うことができるのが、オトナの素敵な友人関係なのです。


自分の「好き」がわかれば、人は自然と集まってくる

自分の「好き」がわかれば、人は自然と集まってくる

オトナの友だちをつくる一番の入り口は、自分の好きなことを求めること。自分の「好き」を知ることは、自分自身を知ることにつながっています。自分がどういう人間なのかわかれば、自分の立ち位置がわかります。そうすると自分が相手を見つけやすくなり、相手もあなたを見つけやすくなります。

写真でも、俳句でも、フラメンコでも。あなたが自分らしくいられる、好きな「場所」を見つけましょう。そこには、「友だち可能性軍団」が絶対にいます。そういう相手とは、好きなこと=「しゃべる核」がありますから、出会った後もずっと話も続くでしょう。

「好き」ってどうしたら見つかるの?

好きなことがないという人は、見つけるチャンスを逃しているだけかもしれませんよ。自分の過去の「分岐点」を思い出してください。文系か、理系か。事務系よりも体を動かす方がいい、でもアーティスティックな方向よりもアスリート系の方が向いているなど。選んできた道に、「好き」のヒントがあります。

それから、人からもらった言葉の中からも「好き」は見つけられます。自分では気づいていないことでも、他の人は客観的に見ているもの。誰かが褒めてくれたその言葉の中には、きっとあなたの「好き」が隠れていますよ。


あなたを伝える技術を身につけよう

あなたを伝える技術を身につけよう

素敵な人に出会って、友達になりたい、仲良くなりたいと思うと、自分の気持ちをなんとか相手に伝えたいと思うもの。自分を伝えようとするあまり、言葉過多になってしまったり、うまく言葉が出てこなかったりすることがあるかもしれません。

でもそれは、等身大のあなたを伝えられる“技術”が足りていないだけ。大切なのは、自分を知ること。一つ気づき、一つできるようになっていけば、あなたの魅力を最大限に伝えられるようになっていきますよ。

1. 「三美人」を揃えて、態度美人に

あなたは、出会った人にどんな印象を持たれたいですか?人の第一印象は、「身だしなみ」と、「態度」のかけ算で決まると言われています。「態度」はしぐさ・表情・声の3つ。この3つが、感情と合わさっているのが「三美人」です。

どんなに笑い声をあげていても無表情だと、心は冷めているとみられてしまい、誤解を生んでしまっては損ですよね。しぐさや表情を少しだけ意識して、あなたの心が伝わる第一印象を目指しましょう。

2. 第二の挨拶で、心に架け橋を

出会った時の挨拶と笑顔は基本ですが、それに一言加えてみましょう。例えば「おはようございます。新しいヘアスタイル、素敵ですね」といった風に、趣味や予定、興味のありそうなニュースなど、相手の関心事を話題にするのがポイント。相手に関心を持っていることが伝わり、気持ちが和みます。

第二の挨拶で、心に架け橋を

話題が浮かばない時は、「何をするにも気持ちのいい季節ですね」など、天気や季節を糸口にすると、スムーズに会話を始められるでしょう。

3. 「七割聞いて、三割話す」と会話がはずむ

「七割聞いて、三割話す」と会話がはずむ

仲良くなりたいからと一方的にメールを送ったり、自分のことばかり話しても遠ざけられてしまうもの。自分が話したい時は、まずは相手の話に耳を傾けてみましょう。すると、あなたの話も親身になって聞いてくれ、会話がはずむようになりますよ。 話すよりも聞く割合が多いと感じるぐらいがちょうどいいでしょう。特に、相手の話を受け止めて(キャッチ)から、返す(リターン)と、印象がとてもやわらかくなります。

これはどんな人とでもうまくいく会話の奥義です。自分のやさしさを相手の気持ちに寄り添わせ、どんな言葉を返せば喜ばれるか想像を巡らせましょう。

キャッチ&リターン例

A:「風邪をひいたの」
B:「え、風邪?」
(あいづちや繰り返しの言葉で受け止める)
B:「薬は飲んでいるの?」
(相手を思いやる言葉を返す)

4. トーンやペースを相手に合わせて

人と人は、同じくらいのコミュニケーションのとり方でバランスをとっています。これを「同力の法則」といいます。急ぐ人には急ぎ、ゆっくりペースの人にはゆっくりと、関係をつくっていきましょう。会話の際には、しぐさ、表情、声のトーンを目の前の相手に合わせると、「私はあなたと同じ気持ちですよ」ということを伝えることができます。

例えば相手が落ち込んでいる時は、相手に合わせて視線を落とし、小さな声で「どうしたの」と聞く。すると相手は共感してくれたことに心が満たされ、安心して「じつは…」と切り出してくれるはず。いつの間にか相手が心を開いてくれるようになるのが、「同力の法則」の効果です。


ここだけは気を付けて!オトナの友達づくりのマナー

自分の「好き」がわかれば、人は自然と集まってくる

お誘いの場所は、相手への気遣いを

50代になれば、経済状況もライフスタイルもさまざま。食事に誘う時などは、いきなり高級なレストランやホテルのラウンジなどに誘うのは避けるのがマナーです。
気軽なカフェなどでお茶をすることから始めるのがいいでしょう。

オトナの人生、あれこれ詮索しない

この年代ですから、それぞれ傷を負っていることがあるかもしれません。夫婦や家族のこと、病気やトラブルなどについて詮索するのは避けましょう。
相談を受けたとしても、意見は述べずに耳をかたむけ、共感の感想を述べるのにとどめるのがよいでしょう。


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