●一休みコラム
マリアージュのためのおまじない“レモンと塩”
ワインと料理の相性がイマイチかな、と感じたときは、レモンとお塩をひとなめ。そこでもう一度料理を味わってみると、ビックリ!レモンやお塩がワインと料理の仲介役になって、断然おいしくなりますよ!
マイグラスを手に入れて“おうち飲み”をもっと楽しく
今年も残すところあとわずか。クリスマスやお正月に向けて華やかなシーズンがやってきました。パーティを計画されているオトナスクエア世代の方も多いはず。今回はワインジャーナリストである青木冨美子さんに、この季節にぴったりのワインと料理のマリアージュについてお聞きしました。
ワインの基本的な知識を知ると、より楽しく味わえます。まずはワインボトルに記載されているブドウの品種名に注目してみましょう。ブドウの品種がわかっていれば、産地にこだわらないワイン選びができるようになります。ここでは代表的な6種類を紹介します!
ワインが決まっていない場合は、「フルーティーなワイン」など、飲みたいテイストを伝えましょう。ぴったりの1本を選んでもらえますよ。あらかじめ予算を伝えておけば、予算内で素敵なおもてなしを用意してくれるはず!
ワインが注がれたら、簡単なホストテイスティングを。温度や香りをチェックして、問題なければ「結構です」「お願いします」と声をかければそれでOKです!
ワイングラスはステム(脚)の部分を持ちましょう。冷やしてサービスされたワインの温度を変えずにすみます。見た目にもエレガントですので、ぜひ、覚えておきましょう。
『マリアージュ』はフランス語で「結婚」のこと。ワインの場合はお料理との相性のことですね。ワインと相性の良いお料理を選び、お互いの良さを引き立たせ合うことで、より深い味わいを感じて楽しめます。ここではマリアージュを成功させる法則を伝授します!
ワインと料理の素材の「色合わせ」をするだけで、マリアージュが成立します。
例)赤ワインなら赤身の牛肉、白ワインなら白身の鶏肉やお魚、ロゼならピンク色のサーモンなど
ワインと同じような香りや風味を持つ素材を使って料理に合わせてみましょう。
例)柑橘系風味のワインには、お料理にレモンを搾る。ハーブの香りがしたら、青じそやバジルなどの香草をお料理に散らすなど
お料理にはない味わいを、ワインの味わいで補ってあげましょう。ちょっとの工夫で素敵なマリアージュが生まれます。
例)脂ののったお肉の料理なら、脂っぽさをリセットしてくれる渋み(タンニン)を持った赤ワインを合わせるなど
●一休みコラム
マリアージュのためのおまじない“レモンと塩”
ワインと料理の相性がイマイチかな、と感じたときは、レモンとお塩をひとなめ。そこでもう一度料理を味わってみると、ビックリ!レモンやお塩がワインと料理の仲介役になって、断然おいしくなりますよ!
マイグラスを手に入れて“おうち飲み”をもっと楽しく
マイグラスを1つ持っていると、ワインがもっと楽しくなりますよ。おススメは「リーデル」の「ヴィノム」シリーズです。
>商品詳細はこちら
柑橘系果実のフレッシュな風味で、フルーティーできめ細やかな泡立ちが際立つピュアなシャンパーニュです。数々のワイン専門誌やコンクールで高く評価されています。
こんな料理と合わせてみよう!
【前菜全般 オールマイティー】
パーティーを彩るさまざまな料理と合わせて楽しめます。時にはフレッシュな魚介類、タラバガニやズワイガニを蒸した贅沢な逸品も!
英国ロイヤルウェディングにて、チャールズ皇太子主催の晩餐会で振舞われたロゼ・シャンパン。美しいサーモンピンク色で、なめらかなテクスチュアが魅力です。
こんな料理と合わせてみよう!
【牛肉の香草ステーキ/ベリー系果実を使ったデザート】
お肉を使ったメイン料理には、ワインと同色のスパイスを隠し味に使うことでバランスがとれます。ベリーなど赤系果実をたっぷり使ったデザートにもおススメです。
オーストリア産の辛口白ワイン。フルーティーな果実味、白コショウのニュアンスも。柔らかな口当たりのあとに深い余韻が広がります。特に山葵との相性は絶妙です。
こんな料理と合わせてみよう!
【焼き松茸、オリーブの新漬け】
旬の松茸を焼いただけの素直な一品(お塩とレモンを添えて)、他のきのこ類でもOK。グリューナー(緑の意味)とオリーブの新漬けは色で合わせて!
ベルリン在住のドローイング作家 清水 麻紀さんによる、キュートなラベルに思わず引き込まれてしまうポルトガルの赤ワイン。濃密で滑らかな味わい。リーズナブルなお値段も魅力です。毎年12月中旬には、翌年のエトをメインにした特別ラベルも登場します。
こんな料理と合わせてみよう!
【おせち料理全般(数の子以外)、ウニの絡め麺】
発酵物であるワインと醤油は相性抜群です。おせち料理の中でも、醤油を使った素材と合わせてみてください。
『百聞は一飲にしかず』、ワインはとにかく味わうことが何より大切です。100人いたら100通りの楽しみ方があってよいはず。料理とのマリアージュは難しいものではなく、レモンや塩などを仲介役にすることで、誰でも気軽に味わって楽しめますので、自分だけの相性をぜひ見つけてください