冬でもキレイな手元で
![“世界一キレイ好きな国”ドイツに学ぶ、無理なく続けられるオトナのお掃除術!](https://images.ctfassets.net/t0zd3lao94da/30nr0e5SoIKbfKhDvbqHa2/beee780a667913598bc1200e5425702a/2212_german_kv.jpg?fm=webp&q=80)
ライフスタイルをより充実させるためには、家事にかける時間や手間はできるだけ減らしたいもの。そこで今回はドイツ式お掃除術をご紹介!
世界一キレイ好きと言われるドイツ人の掃除方法には、毎日すぐに出来て快適に暮らすことができる知恵がいっぱい。日本で生まれ、ドイツ、アメリカで暮らした経験を持つ門倉多仁亜さんに、今日からできるお掃除術や整理整頓のコツを教えていただきました!
キレイの秘密は、日々の“小掃除”にある!
![キレイの秘密は、日々の“小掃除”にある!](https://images.ctfassets.net/t0zd3lao94da/3atRlH4vBlqTE5goVp8V8e/4d95e2f083d7af5ad15309c37f9a017d/2212_german_01.jpg?fm=webp&q=80)
ドイツには、日本の年末に行なう“大掃除”という概念がありません。その代わりに、日々使ったものはすぐ元に戻す、その場でさっと掃除をするなど、キレイを保っておく習慣が身についており、自然と部屋はいつも片付いています。
部屋に置く家具やモノも、「今の自分に合っているか?」「一生愛用できるか?」といったことを吟味して選ぶので、ドイツ人の住まいは、自分のお気に入りに囲まれた居心地のいい空間になるのです。
いきなり習慣を変えるのは難しくても、まずは今年の大掃除を楽にすることを目指して、今からドイツ式の“小掃除”を試してみましょう。
ドイツ流 6つの「小掃除術」
小掃除術①
掃除は1日15分!時間を決めて集中的に
![掃除は1日15分!時間を決めて集中的に](https://images.ctfassets.net/t0zd3lao94da/72cH24bTRIfgzbOLepMcsW/fa937b7671caf734635bc5c2c7d96be9/2212_german_02.jpg?fm=webp&q=80)
気合いを入れてお掃除を始めたにもかかわらず、「やっても、やっても一向に終わらない……」という経験はありませんか? 長い時間をかけてたまった汚れはすぐに片付くものではありません。
ドイツ流の部屋の掃除は「毎日少しずつ、着実に」が基本。具体的には、時間を決めてから始めること。例えば掃除は毎朝15分だけと決めて時間が切れたらそこでストップ。これを1週間も続けたら違いがはっきり見えてきます。
小掃除術②
今日はここだけ!掃除をする場所を絞る
![今日はここだけ!掃除をする場所を絞る](https://images.ctfassets.net/t0zd3lao94da/1r78tvwY4f89yaIoer9Iuo/7d4a3a6fea1d34f5e05429cda58c35f8/2212_german_03.jpg?fm=webp&q=80)
掃除をする場所を、1つに決めて集中しましょう。掃除していく順番は、頻繁に使う場所から。例えばキッチン、冷蔵庫、洗面所など、毎日使っている場所がスッキリすれば「次はあそこもやろうかな」という気分になってきます。
小さな達成感の積み重ねを楽しんで、やる気につなげていきましょう。
小掃除術③
掃除を1日のリズムの中に組み込む
![掃除を1日のリズムの中に組み込む](https://images.ctfassets.net/t0zd3lao94da/6eA6BKQBr7Gt4BIEDkgjis/d07484e6d100aca94c33b1365c603999/2212_german_04.jpg?fm=webp&q=80)
ドイツでは、生活のリズムを作って守ることで心と体の健康が維持できると考えられていて、その中には掃除も入っています。掃除を生活のリズムに取り入れるコツは「合図」「習慣」「報酬」の流れをつくること。
例えば、朝コーヒーを入れて朝食を食べ終わるのが片付けの「合図」。次に、決めた場所を整理してからトイレや洗面所など1つのエリアをササッと掃除して、身支度をします。ここまでが朝の「習慣」です。
そして「報酬」は、片付けた部屋を見る達成感です。毎朝、空間をリセットして1日をスタートできる気持ちのよさが、大きな満足感に繋がっていくのです。
小掃除術④
モノの「指定席」を決めておく
![モノの「指定席」を決めておく](https://images.ctfassets.net/t0zd3lao94da/23BaTGHzXWkGjgoKk5ovU0/9e03dad9b388cd8d8af657ad4cbc42b5/2212_german_05.jpg?fm=webp&q=80)
スッキリとした空間を保つには、物を使う場所の近くに収納すると良いでしょう。さまざまな道具の「指定席」を決めておき、使い終わったら「指定席」に戻すことで、自然と部屋は片づきます。
収納場所を決める際には「使う頻度」と「どこで使うか」を考えましょう。毎日キッチンで使う物なのにダイニングルームに収納したら面倒くさくて出しっ放しになってしまい、散らかりの原因に。
「片付けが面倒!」と思った時には、モノを取り出しやすくなる部屋のレイアウトや収納場所を模索し、日々の生活の中で気になったところを一つひとつ改善していくとよいでしょう。
小掃除術⑤
要らなくなったモノの処分ルートを決める
![要らなくなったモノの処分ルートを決める](https://images.ctfassets.net/t0zd3lao94da/239PIzcKhonrUrvKCpUrkw/c82b30ed361898c4461a6ff717645e54/2212_german_06.jpg?fm=webp&q=80)
本や洋服など、気づくと溜まってしまうモノは、処分する場所やタイミングをあらかじめ決めておくのがオススメ。
例えば、「場所に収まらなくなったもの」「なくても代用できるもの」「使う頻度の少ないもの」は玄関においてある「処分箱」に入れて、いっぱいになったらリサイクルショップに送ります。
人からもらった贈り物を処分できない方は、気持ちだけいただき、誰かの役に立つかもしれないと考えて、思い切って手放してしまいましょう。
小掃除術⑥
モノを大切にして、必要ないモノは増やさない
![モノを大切にして、必要ないモノは増やさない](https://images.ctfassets.net/t0zd3lao94da/7jtGKGURgFjVT7SleIrqX9/9619aec21d5801dde3f62f7b40333e7d/2212_german_07.jpg?fm=webp&q=80)
必要なモノだけを選択して持つことができれば、収納スペースに余裕ができて、出し入れがしやすくなり、部屋も片付くという好循環が生まれます。
掃除や整理整頓と同時に、自分のライフスタイルに合ったものを選んで大切に使い続けることで、部屋もスッキリと片付き、生活も豊かに感じられるのではないでしょうか。
タニアさんからのメッセージ
ルールというと堅苦しくなってしまいそうですが、大切なのは、自分が心地よく、楽しく、無理せずいられることだと思います。そのための1つの手段として、ドイツ式のライフスタイルや掃除術を参考にして、自分の暮らしにぴったりの方法を見つけてみてください。
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