冬でもキレイな手元で
![虫歯の原因となる「歯垢」。放っておくと虫歯だけでなく、他の病気の原因にもなるのです。そこで、“歯垢除去のプロ”である歯科医・落合正英先生に、歯垢の危険性や効果的な除去方法を教えていただきました!](https://images.ctfassets.net/t0zd3lao94da/2tevVTVtVmraZs1nWBSBF3/e0f106b39762c5aecede55af662012e9/formen-160104-02.jpeg?fm=webp&q=80)
虫歯の原因となる「歯垢」。放っておくと虫歯だけでなく、他の病気の原因にもなるのです。そこで、“歯垢除去のプロ”である歯科医・落合正英先生に、歯垢の危険性や効果的な除去方法を教えていただきました!
「歯垢」のことを単なる”歯につまったヨゴレ“くらいに思っていませんか? 歯垢とは、単なるヨゴレではなく、歯の表面に付着した「菌のかたまり」を指します。口の中に棲む菌たちにとって、歯の周辺に残った食べカスは最高のエサ。放っておくと増殖し、食べカスと混ざり合ったものが「歯垢」になるのです。
![残った食べカスは最高のエサ](https://images.ctfassets.net/t0zd3lao94da/1aNQLUWZZVI5opkDlUCFaZ/3229d5a0bf417c8c042f5be48e50df5c/5473-img03.jpeg?fm=webp&q=80)
「歯垢」を気にせず放っておくと、様々な病気を引き起こす危険性が。では実際に、どんな事態を招くのか見てみましょう。
![「歯垢」を気にせず放っておくと、様々な病気を引き起こす危険性が](https://images.ctfassets.net/t0zd3lao94da/1JngmFfvOoyIriXZn3vUKB/da40f5232c8055e0bcfd3a3c073ab6c6/5473-img06.jpeg?fm=webp&q=80)
![危険1](https://images.ctfassets.net/t0zd3lao94da/5zpWLFbiizYktzfGi0glHC/f20fe2509f9074790ee0ccfc4a5ef688/5473-img07.jpeg?fm=webp&q=80)
![歯垢による酸が「虫歯」を招く!](https://images.ctfassets.net/t0zd3lao94da/qpECcPLiliOy2KDigom85/886bf1fb121c65fc6df773c9198f985d/5473-img08.jpeg?fm=webp&q=80)
口の中には様々な種類の微生物が棲んでいます。歯垢の中で増殖した菌のうち、虫歯の原因となる菌が歯の表面に付着して酸を出し、歯が溶けることで虫歯になるのです。歯垢を防げば、虫歯も防げるのです。
![危険2](https://images.ctfassets.net/t0zd3lao94da/7gPJNYFE7vwg9BH0LgUYWN/919ceb43e28219b50aa74133f5ce3ebb/5473-img10.jpeg?fm=webp&q=80)
![知らないうちに「口臭」の原因にも!](https://images.ctfassets.net/t0zd3lao94da/7aebdTZ4AtwdyhJniXmzEo/c74c56420dd1e063b2477fa7da593586/5473-img11.jpeg?fm=webp&q=80)
口臭の原因は、食道や胃から上ってくるニオイによるものが約20%、残りが口内で発生するニオイです。口の中のニオイの原因は、舌に棲む細菌が出すガスと言われています。気になる人は舌専用ブラシでケアしましょう。
![危険3](https://images.ctfassets.net/t0zd3lao94da/2SOB5CLbWSQmoBV1LcguM8/4621514792deb7c1a9ad73f75784715d/5473-img13.jpeg?fm=webp&q=80)
![虫歯以上に怖い「歯周病」に要注意!](https://images.ctfassets.net/t0zd3lao94da/2gj9FfdyrRrf528INIgNZX/715bc3f1d235d91c7f4f4ab5ae61a063/5473-img14.jpeg?fm=webp&q=80)
歯垢に潜む菌のうち、歯周病の原因になる菌が歯グキの隙間に入り込んで増殖。骨や歯グキに病変を引き起こすのが「歯周病」です。放っておくと骨と歯グキが下に落ちていき、一度歯グキが落ちると元に戻すことは困難です。
![危険4](https://images.ctfassets.net/t0zd3lao94da/366RrTLaM8vCiezi7YZtX3/546f1428c50f22f6588709f83878a350/5473-img16.jpeg?fm=webp&q=80)
![「糖尿病」や「心筋梗塞」をも引き起こす!](https://images.ctfassets.net/t0zd3lao94da/3NqqZ5Kilnpwwa0NEMOFOL/92c627ea7f1b0493cab3fcaa98d7f2b1/5473-img17.jpeg?fm=webp&q=80)
歯周病は日本人の国民病で、成人の80%がなんらかの歯周病を持つと言われています。また歯グキから菌が血液中に入ることで体内を巡り、結果的に「糖尿病」や「心筋梗塞」をも引き起こすことがあるのです。
放っておくと怖い「歯垢」。どうやったらキレイに落とせるのでしょうか? 歯垢除去に効果的なブラッシング方法を教えていただきました!
手磨き歯ブラシでは、歯と歯グキの溝を狙って、ナナメ45度に当てて磨くのが効果的。ブラシが歯グキを包み込む「角度」にこだわり、歯周病菌をしっかり落としましょう。
歯垢除去に最適なブラッシング圧は約100g。力を入れ過ぎると歯の表面を傷つけて変色の原因になったり、歯グキを痛める原因にも。歯ブラシも柔らか目がオススメです。
歯の一本一本をイメージしながら小刻みにブラシを動かすのが効果的。できれば歯間ブラシも使って、歯に詰まった食べカスを毎回しっかり落としてください。
しっかり磨いたと思っていても、意外と磨き残しがあるものです。自分が磨き残しがちな場所を把握して、重点的に磨くようにましょう!
![毎日のケアを心がけると口元に自信が持てる](https://images.ctfassets.net/t0zd3lao94da/GuJRWv7JT0GdAXOFFbPiM/175c3f945f2206244379f723d9414ed3/5473-img29.jpeg?fm=webp&q=80)
2002年神奈川歯科大学附属病院入局、2003年神奈川県内医療法人にて勤務、2006年都内診療所にて副院長として勤務後、2011年に東京西小山に「おちあい歯科クリニック」を開院。日本顎咬合学会咬み合わせ認定医、小児マウスピース矯正キッズライン認定医。日本歯科医師会、日本口腔インプラント学会などに所属。 https://www.ochiai-dental.com 手磨き歯ブラシではなかなか難しい「歯垢除去」。でも、オーラルBを使えば、誰でもラクに歯垢が落とせます。