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歌舞伎ソムリエと見つける、心豊かに歌舞伎を楽しむ方法

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チョン、チョン、チョン…客席に響き渡る拍子木の音に合わせて幕が開くと、さあ、歌舞伎のはじまりです。テレビで何度か観たことはあるけれど、いつかは観劇に行ってみたいという方もいるのでは? “歌舞伎ソムリエ“のおくだ健太郎さんに、大人ならではの歌舞伎の楽しみ方を案内していただきましょう。

「歌舞伎は、大人の女性にこそ楽しんでほしいエンターテインメント。敷居が高いと感じるかもしれませんが、もともと歌舞伎は庶民のための娯楽。かたくるしいルールは抜きにして、自分なりの楽しみ方で、ちょっとオシャレをして、気分を高めて、さあ、観劇に出かけましょう。」

観に行く前の高揚感やドキドキも、歌舞伎の楽しみの一つ!

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一時ブームになったこともあって、気軽に歌舞伎を楽しむ方が以前より増えました。とはいえ、行き慣れていない人や初めての人にとっては、まだまだ特別な場所ですよね。であれば逆に、行くまでの下準備をとことん楽しんでしまいましょう。

観に行く演目のあらすじや役者さんについて調べてみたり、当日着ていく服を選んだり。お着物を着るチャンスでもありますね。ちょっといい旅館に行く時に、思わず背すじが伸びるような、そんなドキドキや緊張感を楽しんでみてはいかがでしょうか。

●休憩時間の過ごし方

幕間の時間は10~30分。劇場内はお食事所や売店も充実しています。お弁当やおやつを食べたり、美術品を鑑賞したり、お土産を買ったり、くつろいだりと、自分なりの過ごし方を楽しんでみましょう。

誰でも、好きになれるところがきっと見つかる。それが歌舞伎!

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歌舞伎は、音楽、舞踊、演技・演出から成る日本文化の総合芸術。役者さん、ストーリー、音楽、衣装、舞台美術。どこをとっても魅力がぎゅっと詰まっていますから、まずはあなたの興味のある部分を取っ掛かりにしてみましょう。どんどん楽しさを広げられますよ。

●役者さんで楽しむ

映画やテレビで話題の俳優さんが、実は歌舞伎役者だった、なんてことも珍しくありません。その役者さんの本業を、観に行ってみませんか?客席を貫く一本の細長い通路「花道」から、お目当ての役者さんが颯爽と登場したときの感動を、ぜひ体験してください。

●物語で楽しむ

歌舞伎が描いているのは、世の中の本質や人間の心情、喜怒哀楽。いつの時代も不変のテーマは、台詞がわからなくても楽しめます。人の生きざまを描く大河ドラマから、暮らしや人情などをテーマにしたホームドラマ、男女の愛憎劇など、映画を選ぶように、気になる演目を探してみてください。あらすじや見どころを知るには「イヤホンガイド」を使えば、予習なしでも大丈夫!

●音楽で楽しむ

街に溢れるポップミュージックとは違った、新鮮な「和製サウンド」を聞いてみませんか。情感たっぷりのBGM、艶っぽい三味線、風や雨音、時には音のない雪音まで表現する効果音。歌舞伎にはいろいろな音と音楽が溢れており、全て舞台上の奏者の生演奏なので、ライブの醍醐味を満喫できます。

●衣装で楽しむ

舞台を彩る、きらびやかな衣装にも注目してみてください。特に、お姫様役の気品あふれる美しい衣装は必見です。衣装やメイクに込められた役柄やキャラクター、感情表現などを知っておくといっそう豊かに楽しめます。

おくだ健太郎さんからオトナの女性へメッセージ

歌舞伎の楽しみ方に、ルールはありません。ひいきの役者さんに夢中になったり、美術品をテーマに演目を選んでみたり。ひたすらゆったりくつろぎに行くのもいいですね。どんな楽しみ方でも、そこに身を置く人の気持ちを豊かにしてくれる、それが歌舞伎だと思います。まずは一度、足を運んでみてください。



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