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【専門医監修】「放置するのはやめて!」薄毛につながることもある頭皮のかゆみ

頭のかゆみの悩みの原因として多いのは頭皮の炎症。

炎症の原因は、髪を洗わず不衛生な状態であることや頭皮の乾燥、シャンプーなどの洗い残し、頭の洗い方など様々あります。

かゆみは人を苛立たせ、つい感情に任せて頭皮を掻きむしり「血が出たりヒリヒリしたりして後悔する」なんてこともあるでしょう。気持ちは分かりますが、それによって頭皮にダメージを与えてしまい抜け毛につながることもあるのでご注意を。

今回は頭皮のかゆみの原因と放置した際のリスク、そして対策を紹介します。

<目次>

  1. 「頭がかゆい!」日常生活から考えられる原因4つ

  2. 頭皮のかゆみを放置すると薄毛につながることも⁉

  3. 自身でできる頭皮のかゆみを抑える3つの方法

  4. 正しいケアで頭皮のかゆみを抑えましょう

「頭がかゆい!」日常生活から考えられる原因4つ

「頭がかゆい!」日常生活から考えられる原因4つ

ドライスキン(乾燥肌)とは、肌の水分量や皮脂量が不足して乾燥した状態の肌のこと。

「頭皮も乾燥するの?」と疑問に感じる方もいるかもしれませんが、頭皮は額や頬などの顔の皮膚に比べて毛穴が多く、水分を失いやすい部分なのです。

水分と皮脂がバリアの役割をしていて、頭皮への外部からの刺激を緩和しています。しかし乾燥するとバリア機能は失われ、ダイレクトに刺激を受けることになり、かゆみが発生します。

「髪を洗ったばかりでも頭がかゆい」「朝、ヘアセット後に頭のかゆみを感じる」という人は、シャンプーや整髪料がかゆみの原因かもしれません。

シャンプーに含まれている洗浄剤(界面活性剤)が強すぎると頭皮が乾燥してしまい、かゆみが起こることがあります。洗髪後にかゆみを感じる方は頭皮への刺激の少ないアミノ酸系の商品を意識して選んでみてはどうでしょうか。

またシャンプーや薬剤に触れた部分がかゆくなっている人は、含まれている成分でアレルギー症状を起こしてかぶれている可能性があります。

頭皮には皮脂や汗を栄養とするマラセチア菌という常在菌(カビの一種)がいます。雑菌の侵入を防ぐマラセチア菌と、頭皮に潤いを与える皮脂はともに頭皮を守る働きを持っています。

ただマラセチア菌と皮脂の量のバランスが崩れると頭皮のターンオーバーが乱れてしまい、頭皮の角質片が剥がれ落ちてしまいます。この剥がれ落ちた角質片がフケの正体です。 フケは頭皮を刺激するので、増加にともなってかゆみを感じやすくなります。

フケには2種類あり、それぞれ発生する原因が異なります。

脂性フケ(ベトベトタイプ)

パラパラと肩に落ちることはなく、髪の根元のほうにべったりと付着しているフケです。脂っこい食事や洗髪後のすすぎ不足などで皮脂が過剰分泌されると、皮脂を栄養とするマラセチア菌も必要以上に増殖します。

すると頭皮のターンオーバーが乱れて大量のフケが発生。洗髪の際に洗い流せなかった皮脂は酸化が進み、古い角質と混ざり合ってベトベトした脂性フケとなります。

もともと脂性肌タイプの人は、皮脂や汗の量が多い傾向があるので脂性フケになりやすいと言えます。

乾性フケ(カサカサタイプ)

乾燥した頭皮で生じやすく、乾燥した細かなフケです。発生する原因は洗髪のしすぎや刺激の強いシャンプーを使用したこと。

潤いを失った頭皮は免疫力が低下し、ターンオーバーのリズムが早まって未熟な角質片まで剥がれ落ちてしまうことになります。もともと乾燥肌の人は頭皮も乾燥しやすく、乾性フケになりやすいと言えるでしょう。

意外かもしれませんが、頭皮のかゆみはストレスや不安によって引き起こされる場合もあるようです。

考えられている理由は、ストレスによるホルモンのバランスの乱れ。体内のホルモンバランスが崩れ、頭皮の新陳代謝が低下することで、頭皮のかゆみの原因になるのだとか。つまり頭皮ケアだけでなくメンタルのケアも大切になるのですね。

頭皮のかゆみを放置すると薄毛につながることも⁉

頭皮のかゆみを放置すると薄毛につながることも⁉

かゆみが生じている時は頭皮環境がよくない場合が多いのです。放置していると頭皮の状態はさらに悪化し、抜け毛につながることもあります。

髪の毛が健康に発毛するための栄養は、頭皮から行き渡ります。血流不良な状態が続くと十分な酸素や栄養を髪の毛に届けられません。

そのためヘアサイクルが乱れて、髪の毛が太く健康的になる「成長期」が短くなり、健康状態の良くない髪の毛となります。健康ではない髪は細く、容易に抜けてしまうため薄毛になる可能性があります。

自身でできる頭皮のかゆみを抑える3つの方法

頭皮を優しくもみほぐし血行を促進させることは、頭皮ケアだけでなくリラックス効果も期待でき快眠につながります。

日頃、仕事などで疲れている方は生活にうまく取り入れてみてはいかがでしょうか。

「忙しいから、マッサージする時間も惜しい」という方でも大丈夫。やる回数と時間は1日1回5分程度、髪を洗うついでに行えるので、思い立ったときにやってみましょう。

マッサージをするときは頭皮全体を指の腹を使い皮膚を傷つけないよう気をつけてください。力も込めすぎず、頭皮に軽く触れている程度で十分。優しく撫でるだけでも血行を改善できますよ。

<1>よくすすぐ

シャンプー前にすすぐことを「予洗い」といいます。髪をすすぐというよりも、髪の根元にシャワーを当てて頭皮を洗います。皮脂汚れや髪についていたホコリなどを1分ほどかけてきれいに落としましょう。そうすることでシャンプーがしっかりと泡立ちます。

また前段で書いた頭皮マッサージも予洗いのタイミングで行うことがおすすめ。シャンプーをつけてからすると摩擦により頭皮が乾燥する恐れがあるので、髪に何もついていない状態で行いましょう。

<2>シャンプーを泡立ててから使う

シャンプーを手に取り、まずは手でしっかり泡立てます。それから頭皮に密着させるように泡をつけ、頭皮を洗うように指の腹を使って優しく擦りましょう。大きく円を描くように手を動かし、マッサージしているつもりで自分が心地よい力加減を心がけてくださいね。

<3>ぬるま湯で丁寧にすすぐ

シャンプーのすすぎが足りないとシャンプーが髪に残ってしまい、炎症などかゆみの原因になります。シャワーヘッドを地肌に直接当てながら、しっかりとすすぐようにしましょう。

また、シャンプーのし過ぎも皮膚を乾燥させるため注意が必要です。かゆいから念入りにシャンプーをするのではなく、すすぎを丁寧に行ってください。そうすることで潤いを損なわず汚れだけを落とし、頭皮を清潔に保てます。

<4>トリートメント法

トリートメントは髪をコーティングするものです。つけるのは毛先にだけ軽くなじませる程度で頭皮につかないようにしましょう。

また、ドライヤーを近づけすぎると乾燥の原因にもなるので注意。気になる人は、保湿系のヘアオイルなどを使用することで乾燥を予防できますよ。

どうしてもかゆみが落ち着かない、または頭皮のかゆみだけでなく痛みを感じる場合には、毛穴から細菌感染している可能性があり、早期な解決が望ましいので、医療機関の受診をおすすめします。

早期解決のためにも専門医の判断を仰ぎ、適切な治療を行いましょう。

正しいケアで頭皮のかゆみを抑えましょう

正しいケアで頭皮のかゆみを抑えましょう

頭皮のかゆみの主な原因は乾燥や蒸れ。頭皮のかゆみはストレスになるだけでなく、フケが発生してしまうと清潔感も失うことになります。

シャンプーのやり方など日常で何気なくしている行動や生活習慣を見直すことで頭皮のかゆみを緩和していきましょう。

どうしてもかゆみが落ち着かないという方、フケが減らない方は、皮膚科を受診し適切な治療を受けてくださいね。

巣鴨千石皮ふ科 院長 小西真絢先生





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